社長メッセージ

代表からのメッセージVol.10 やさしい人

先日朝起きてあまりにも天気が良かったのでベランダに出て外を眺めてたんだよ。

そしたら買い物袋を抱えて歩道をこちらに向かってゆっくりと歩いてくるおばあちゃんが
目に入った。

うちはマンションの 5 階なので顔はよく見えないんだけど、なんとなく見ていると、その
おばあちゃんふと立ち止まってこちらを見上げ手を振ってくるんだね。

一瞬「えっ」てなって、上の階とか下の階とかのぞいてみたんだけど誰もいなくて、どうや
ら僕に向かって手を振ってるらしい。

「誰だっけ?知り合いかな?」

とか思って焦ったんだよ。

 

そこで考えたのは

1 根っからの陽気もので、電車の車窓から全然知らない人に手を振るあの感じと一緒に、
外を眺めてる僕を見て手を振った。

2 ちょっとおボケになられてて、何かの記憶とつながって手を振った。

3 やはりどっかの階に知り合いがいて、その人に手を振った。

 

そんなことを一瞬で考えて、手を振り返すのも変な感じだし、頭を下げて挨拶しておいた。

部屋に入って今の出来事をしばらく考えていると、ふと上の階に住んでいる老夫婦じゃな
いかと思い至った。

おそらくそのおばあちゃんは僕のことをおじいちゃんと勘違いして手を振ったんだと思う。

おそらく 80 近いおじいちゃんに間違われたのにはビミョーな気分になったが、数十年も一
緒に暮らし、数分後には部屋で顔を合わすであろう伴侶に対して、手を振る行為に心が温か
くなった。

 

手を振る相手を間違えても、少々ぼけたとしても周りの人の心を和ませるようなそんなや
さしいお年寄りになりたいと思った。

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