こんにちは!五日市店スタイリスト兼アイコーディネーターの沖本直夏です

今日はこれから美容師になりたい!と思っている方に向けて少しでもお役に立てばと思って美容師人生を振り返ってみたいと思います。
【幼少期】
三姉妹の真ん中で育った私は、絵を描くのが好きな自由な子供でした。
時間があれば今でも描いたりします。
そんなお絵かき好きで、将来は漫画家やデザイナーになりたいと思っていた私が、美容師を目指したのは高校2年生。
美容師を目指す人って、小さい頃に髪を切ってくれた美容師に憧れて…ってゆうのをよく聞くのですが、、
私は小さい頃に家族でお世話になっていた美容室で髪を切った時に、ボブにする予定がまさかのショートカットに仕上がってしまい、美容室が嫌いになりました。笑
【学生時代と美容師のきっかけ】
学生時代は中・高と6年間バスケ部でした。
特に高校での部活はとにかく厳しく、先輩や同級生は地区選抜もいたので、今思えばそんなメンバーの中でよく辞めずにいたなと思います。意地でも辞めなかった事は、今こうして美容師を続けている土台になっているのかもしれませんね。
部活をやりながらもお洒落に興味があったので、毎月ファッション雑誌を買っていました。
そして、私はもう20年くらい好きなバンドがいるのですが、そのバンドが雑誌に出ると必ずクレジット(その撮影で関わったカメラマン、ヘアメイク、ライターなどが列記してあるスタッフクレジット)まで読んでいました。
その人達のヘアメイクを担当している方が、私が毎月買うファッション誌のスナップページによく出ており、次第にその方に憧れを抱くように。
この人と働けば、何かのきっかけで携われるかも?!と、『美容師になる』というよりも『この人がいる美容室で働きたいから美容師になる』、という感じでこの世界に飛び込んでしまいました。
美容学生になってからは、その憧れの美容師さんに切ってもらう為だけに夜行バスで東京へ行ったりしていました。ミーハー心だけは一人前だけど、なんとなく現実を感じつつ、就職は広島に落ち着きました。
【早々に退職】
ところが、最初に入った美容室はシャンプーテストに合格した後すぐ、3週間で辞めてしまったのです。笑
その後は、元々興味があったライブスタッフの仕事などをしていました。
ある日の公演の準備をしていた私に、別会場にいるスタッフから連絡が。
「なんかメンバーの1人が髪を切りたいって言ってるらしいんだけど、沖本さん切れる?」
今思えば本気だったのかも分かりませんが、あの時「やります!」と言っていたら…。
もしかしたら私の人生に「Deep Purpleのメンバーの髪を切った」というとんでもない経験値がついていたかもしれません。
でも言えませんでした。だって、シャンプーしか出来なかったので笑
その出来事が単純に悔しくて、私は1年後美容師に戻る事にしたのでした。
【アシスタント時代】
私は非常にマイペースな人間なのですが、同期が先にカリキュラムを進み、スタイリストデビューをした時もそんなに焦りませんでした。
人間、回り道をした方が人生豊かになれると思ってたのと、ちょうど社長からも「早いばかりが良いわけではない」と。
お言葉に甘えて笑、その後ゆるりとデビューする事になりました。
【休みの過ごし方】
よく実家へ帰ってます。家の裏が海なのですが、そこからの景色がとても好きです!星がよく見えたり、夜は造船所のライトアップが綺麗だったりで癒されます。
また、家族の髪も私がカットやカラーをしています。
いつか専用のスペースを作って、そこでできたら楽だなぁと考える事も?!
あと犬もいますが私の愛とは裏腹に全く懐いていません…。
【美容師を目指す人へ】
手先が器用な同級生が「本当は美容師になりたかったけど、手荒れが嫌だからなるのをやめた」と聞いた時、もっと美容師に向いてそうな人がいるのに、私が目指して良いのだろうか…と迷った時もありました。
そして美容師を志したきっかけも、一度離れても戻ろうと決めたきっかけも、思い出してみればどちらも単純でした。
そんな単純な想いで飛び込んだ美容師の世界は、こんな面白いのに何でドラマや漫画の題材にならないんだろう?と思うくらい熱い世界です笑
最後に、私は美容が大好きですけど、好きなことを仕事にしてると、楽しいだけでなくて、勇気がいる時とか、決断に迫られる時とか、そういう局面が結構あるんです。でも、その結果でお客様に喜んで貰えると、それ以上に幸せな気持ちになるんですよね。
そして誰かの人生に常に寄り添えてるのって、とても凄い事だと思ってます。