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[私の美容師人生パート1 営業部部長 寺岡和人]理美容一族出身、美容室のブラックな一面から鍛えられた男

こんにちは、営業部部長をしている寺岡和人です。

この職業をはじめて22年。振り返ることで少しでも何かのヒントになればと思います。

 

美容師になろうと思ったきっかけ

きっかけというか環境でそうなりました。

僕の父親は理容師をしていて、男4人兄弟で上から3人が理容師、一番下の弟が大工ですがその奥さんが美容師。

そして、その子供たち(僕からみたら「いとこ」)もほとんどが理容師か美容師をしています。

おじいちゃん、おばあちゃんも理容師をしていました。代々この職業です。

特に親から「この職業をしろ」とは言われたことはなく、小さい時から身近にある環境で当たり前ようにやるんだろうと思っていました。

 

小学校〜高校までの自分

振り返ると真面目で頑固で几帳面なA型タイプでした。その時は全然そんな風には思っていませんでしたが。笑

ずっと何かのスポーツをしていた少年でした。ソフトボール、陸上、バスケットボール、卓球、サッカー等々。

今は運動出来なそう美容師と見られがちですが、学生の頃は自分で言うのもあれですが、運動神経は良かったほうなんです。

高校の進路を決める時も、小さい時からやりたい職業は決まっていたので、将来お店を出した時に必要な簿記が出来たほうがいいと思い、商業高校にしました。

高校で習った簿記や情報処理、パソコンが今の僕の役職に活かされているので商業高校へ行ってよかったと思います。

 

アシスタント時代の苦労話や想い

高校を卒業して、大阪の理容室に就職しました。

理容師免許はまだ持っていなくて、通信教育を受けながら働いていました。

なぜ大阪の理容室にしたのかというと、日本有数の厳しいお店と言われていたからです。休みなし、睡眠時間は少なく、給料も少ない。今だったらブラック企業と言われるでしょうね。

僕らの時代は働くというより、修行に来させてもらっているという感覚が強かったので、休みがなくても勉強させてもらっている!ありがとうございます!と思っていました。

いつかは自分のお店を出すと当たり前のように考えていたので、毎日が辛くても、この仕事をやめたいと思ったことはなかったです。

今思うと、自分自身のビジョンがちゃんとあったのでそれが良かったのかなと。

 

4店舗ある会社でしたが、教育カリキュラムもなかったので、技術を丁寧に教えてもらったことがなく、全部先輩の実際の仕事を目で見て覚えていました。

良くも悪くも、いきなりお客様にやってと言われるので、常に先輩の仕事を見ていないといけなかったです。

仕事を振られるのはある意味チャンスなので、そこで上手く出来ればその仕事は次もやっていいし、失敗してしまうとまた当分は新しい仕事が回ってこなかったです。

「技術は目で盗む」まさにそんな感じでした。

 

スタイリストになって楽しかったこと、辛かったこと

2年目(20歳)の終わり頃にスタイリストデビューをしました。

教育カリキュラムが無い分、ある程度出来るようになったらデビューというざっくりとしたスタートだったので、

お客様を担当していてもたぶんこれでいいだろう!?とりあえず梳いたら大丈夫だろう!?のレベルだったので、常に不安でした。

今考えればお客様にはご迷惑をかけたと思います。汗

それではいけないと5年目(23歳)くらいの時にカットの勉強をして感覚だけでなく理論も覚えました。

それからは何となくのカットではなく、頭の形から髪質までを考えた提案をするようになりました。

スタイリストはお客様を担当するので責任がありますが、喜んでもらえた時はそれ以上の嬉しさがありやって良かったと思えます。

 

休日の過ごし方や趣味

休日は基本子供と遊んでいます。

男の子3歳と1歳なので走り回ったり、ワーワー、キャーキャーしているうちに休みが終わります。

体力的に疲れますが、かわいいのでエネルギーはチャージ出来ています!

 

将来の夢やこれから、そのために今やっていること

夢はこの仕事を通して周りの人たち(家族、スタッフ、お客様)を幸せにすることです。

・技術でお悩み改善をして喜んでもらう

・働きやすい環境を作り、楽しい職場にする

・生活にワクワクを取り入れる

時代は常に変化していて、特に2020年は大きな変化が起こる年だと思っているので、

現在、3年、5年、10年後を考えた準備と計画をしっかりやっています。

 

美容師を目指す学生へのメッセージ

これからAI(人工知能)が進化していっても、美容師はなくならない職業です。

AIでもロボットでも代わりができないのが美容師です。

でも、言われたように髪を切る、言われた色を染める、誰かのマネをするだけだといつかはロボットが出来るようになると思います。(個人的に勝手に思ってるだけですが、いつかできるはずです)

美容師がなくならないのはその人のためだけにできる提案、ゼロからイチにするアイデアがあるからです。

同じヘアスタイルでも骨格、髪質、毛量、クセ、お手入れ方法、ライフスタイル、職業等によってデザインは変わってきます。

ゴールは同じでも、そのゴールまでに向かう行程は違ってくるので、十人十色のデザインや提案はAIには出来ません。(現段階ですが…)

そんな職業を選択した学生のみなさんは素晴らしい!

髪の毛から指の先、全身のコーディネート、内面美外面美などトータルでお客様をコーディネートできるのは美容師だけです。

自分の手で、自分のアイデアで周りの人たちをキレイにしていきましょう!

 

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