こんにちは!PROSOL五日市店、店長の坂井泰平です^^

今日はこれから美容師になりたい!と思っている方に向けて少しでもお役に立てばと思って美容師人生を振り返ってみたいと思います。
目次 |
・幼少期〜中学生の頃の私 ・高校時代での豹変 ・美容師になりたい!と思ったきっかけ ・広島美容専門学校へ ・がむしゃらだったアシスタント時代 ・スタイリストになって… ・さて、将来の夢やこれから、とそのためにやっていること ・休日の過ごし方や趣味 ・美容師を目指す学生へのメッセージ |
幼少期〜中学生の頃の私
“鼻垂れ小僧のまるこめちゃん”
これが僕の小さい頃のイメージです(笑)
小さい頃からアレルギー性鼻炎/花粉症持ちで常に鼻水が垂れていたと記憶しています。
そして母の方針で兄弟はみんな坊主!(5人兄弟の長男です。妹が真ん中にいますが坊主ではなかったw)
ピアノと英会話を習わせたい母は所謂”教育ママ”だったと思います。
幼稚園の頃だけは父親の仕事の関係で香川にいてどうやら幼稚園受験なるものをしたようで附属幼稚園に通っていました。
なので当時のお友達はお金持ちの子供が多かった気がします。
どちらかというか1歩引くタイプだった(?)のかわかりませんが女の子の友達が多くおママごととかしてました(笑)男友達もいたし怪我とかもした記憶があるのですが男友達はすぐに疎遠になってしまったので全く記憶にないですw
それから小学校で地元の川内に戻り普通の小学校に通い、それなりに勉強し、友達も作り(今でも交流があります!)ました。
小学校の頃は子供会のソフトボールチームに所属し地元初めて市子連大会(っていうのかわかりませんが)旧市民球場で最後には試合をしたくらいはみんなで頑張ってました!
中学に進むと野球部は”坊主にしないといけない”から仲の良かった友達が入った陸上部に入りました
それまでずっと坊主だったのに坊主は嫌だったんですw
でも結局陸上部でも坊主にしないといけない時もあったりで、部活自体は楽しかったのですが髪に対するコンプレックスはずっとありました。
ちなみに陸上の成績はすごい友達が多い中、僕は鳴かず飛ばずでした^^;
そしてそれなりに勉強し、普通に大学に行こうと思って高校はギリギリ広大を目指せる進学校に入学!
それが人生の間違いでした(笑)
高校時代での豹変
いや、今思えば間違いではなかったのですが学力的にギリギリ入ったのは新設されたばかり理系の普通科理数コース。
1学期の終わりには得意だったはずの数学がついていけないことを悟りました。
そして思い出したのです
僕は勉強が嫌いだった!
実は教師を目指していた当時ですがそもそも勉強嫌いが勉強して大学行っても大変だ、そしてそもそも嫌いなことを教えるなんて向いてない(笑)
と思ったんです。
美容師になりたい!と思ったきっかけ
時代的にTVで”就職氷河期”というワードが出てきた頃。
僕は大学に行って、4年間遊んで(偏見ですが)就職に失敗する自分しか想像できませんでした。
だったら、手に職をつけよう!
と思っていた頃に友達に紹介されて初めての美容院へ
それまではほぼ坊主だったし、父親に連れて行かれた床屋へも2回しか行ったことなかったし角刈りみたいになっていやでしたw
そんな僕が緊張しながら行った美容院、それが実はPROSOL大町店でした!
当時の店長さんに髪を切ってもらうのもいつもヘアカタログを友達と見て、「こんなんがいいかね?」とか「これはダサいよね」とか色々吟味して切り抜きを持っていったりしてました。
すごいいい感じにしてくれていて友達に「坂井は髪型だけはかっこいいよね」って言われてました笑
理系のコースだったけど1期生は”異分子”が多くファッションに興味がある友達も沢山いて「美容師いいかも…」と思うようになりました。
美容師になるためには
美容師になるためにはまず高校を卒業しなければなりません
または大学検定に合格する必要があります。
その後国家資格を取るために美容専門学校に通います!
美容専門学校は2年間の昼間の通い方と、3年間(サロンに働きながら)の通信制があります
僕は早く資格が取れた方がいいと思ったし美容師友達も作れるかなぁと思ったのと、実際に働くのはまだ早いと思っていたので(笑)普通に美容学校へ通うことにしました。
国家資格の合格率も普通に通った方がいいですしね
美容学校卒業し、国家試験に合格すれば美容師として仕事をすることができます!
美容学校の選び方や務めるサロンの選び方のコツなんかはまたいずれ書きますね◎
広島美容専門学校へ
さて、高校1年生の時に美容師になろう!って決めたきっかけの一つに学校の勉強をしなくていい(と思っていた)というのがあります。
美容師に学校の勉強はまぁあんまりいらないかなぁとは思います。
でも教養はあったほうがいいですよ、とだけは言っておきます。
で僕がどうしたかというと部活と遊びに打ち込んだ高校生活でした
高校ではサッカー部に入りました!実はずっと興味があったのですがまぁ下手くそでしたw
小さい頃からサッカーをしてる友達が多く当然全然ついていけません^^;
でも当時読んだスポ根サッカー漫画に影響されていたのでめっちゃ頑張ってました!
ちょっと試合も出れたし、FWとして点も決めれたし、何よりやり続けること、頑張り続けることの大切さ、仲間の大切さを学びました。先生にも恵まれていました!
夜遊びも多少したし(真面目な友達が多かったけど)バイトもしたし、それなりに遊んだ高校時代を経ていよいよ美容学校へ
美容学校では己の不器用さに直面。
僕が母に「美容師になろうと思う」と伝えた時言われたことで忘れられないのが
「不器用だし、字も汚いし、部屋も汚い。そんな奴が美容師になれるか!」
ってことでしたw
まぁわかりますよね。
でも、美容師になると思って勉強をやめたときに(本当に授業は全部寝てたしテストはほとんど追試でした)美容師諦めたら仕事何もできないなと思いました。
つまり、辞めたら人生終わりと退路を絶ったんです。
これは親を認めさせたい!という思いもありましたね。
なので、不器用で成績優秀とはいかないスタートでしたが2年生の時にはコンテストに向けたワインディング選抜チーム入ることができました!
結局コンテストでは入賞ならなかったのですが、その時一緒に頑張った仲間は今でも大切な仲間ですし、やり切った自分には自信が持てました。
スペシャルにはなれなかったけど、技術は頑張れば取得できると思えました。
がむしゃらだったアシスタント時代
さて、専門学校で美容師大好き人間になった僕ですが、PROSOLに入社したきっかけは関西のサロンに落ちたから
都会の有名店で働きたかったこともあり、でも東京は怖くて(笑)大阪の美容院に就職しようと思って頑張っていたのですが、まぁいろいろとありまして大阪のサロンに落ちた僕は12月まで就活をしてませんでした。
それまではサロン実習にも行かせてもらったり、最終面接まで残ったり、かなりやる気満々だったけどダメってなった瞬間どうでも良くなって11月にあったワインディングコンテストまではそちらに集中しようと思ってました。
結果コンテストも終わってしまい、いや、そろそろ就職しないと…って思って面接を受けたのがPROSOLでした。
まぁ単純に通っていたからってのと求人票の条件が良かったからです(笑)
正直スタイリストになったら違うお店に移って独立目指して頑張ろうかなぁ〜とか思ってました。
当時の僕の中で理想の働きたいサロンと思って入ったわけではぶっちゃけ有りませんでした^^;
(が結果として12年在籍していますしこれからも会社をより良くしていきたいと思ってますがその話はまたいつか)
そんなわけなのでなんとしても早くスタイリストデビューしたい!!と思ってがむしゃらにレッスンに励みました。
またカリキュラムのカットに入る前に自分でカット本を買って勉強したりと、学校であんなにも不真面目だったとは思えないほど美容には夢中になれました。
PROSOLには当時撮影もほぼなかったし、クリエイティブで有名な人もいませんでした。
僕にとってはそんな環境の方が居心地が良かったのかもしれません
2年目の時には社長から「クリエイティブチーム」なるものを作ってもらえました。
当時3つ年上の激熱美容師の先輩が一人いて一緒に自分たちなりに頑張ってました。
その時に美容業界フォトコンテストの最高峰JHAに出会い目指すなら日本一と単純な目標を立てフォトコンテスト入賞を目指していました。カメラマンを雇うお金がなかった僕たちはカメラを買ってもらい(2年目の若造に社長が買ってくれました)そして過去に使っていたというストロボなどもつか話ていただきながら自分たちなりに頑張ってました。
そんなことをしながら、3年目の6月、2年2ヶ月という最短デビュータイ記録でスタイリストになることができました!
ちなみに優秀だったかというとまぁ疑問で、カットモデルの際は当時の店長に「この日はできるだけ避けてね」って言われている日でもモデルをさせてもらったり、カットモデルさんに怒られたり、まぁ普通にダメでしたねw
スタイリストになって…
そんなわけでスタイリストになった僕。
順調に売り上げも伸ばしあっという間にトップスタイリスト…とは行かず(笑)
ちょうどデビューした月にcocoro店がオープンし、同時に今の鳴本部長が店長として異動されました。
そして、10月にはもう一人いた男性スタイリストが突然の退職
僕にたくさんのチャンスが訪れました!
出口専務、中村店長(当時)、僕しかスタイリストがいない五日市店だったのでたくさんのお客様に入客させてもらい、今にして思えば失客も多かったと思うのですが3年目くらいまでは順調にお客様も増えていきました。
ただ、その間も僕はお客様の前では自信過剰だったり、一生懸命やっていたつもりではありましたが思い込みで施術してしまい、大変なクレームをいただいたこともあります。
耳も切ってしまったこともあります。
施術中に「店長と変わってください」と言われたこともあります。
今思い出してもゾッとします…そして全然忘れてないです。
(そう考えたら僕の後輩たちはそんなことないから優秀だよなぁ…)
多分中村さんには、起こりうるクレームは大体経験させてしまったのではないか…と思っています。
本当に感謝でしかありません!
3、4年はそんなこともありながらなんとかやってました。
その間にクリエイティブの価値観を全く変えてもらえた話とか、フォトグラファーとの出会いとか、県外のカットセミナーに2年くらい通った話とか、さらにクリエイティブに夢中になった日々とか、今の自分を作ってくれたたくさんの出会いがあるのですが、それを書くととんでもない長さの記事になってしまうので今回は割愛します(笑)
いつか飲みに行って話しましょう^^
スタイリストになってというか、美容師として、本当に思うのが
この仕事は人として、本当に成長させてくれる
ということ。
お客様に喜んでいただくために技術を磨くことは当たり前(この当たり前にもレベルがあるけど)
しかし技術だけではお客様は付いてきません。
提案力、コミュニケーション能力、察知力、商品販売力
20代の頃は年上のお客様に可愛がっていただく感覚でいいでしょう
30代になるとやはりそのままでは「この子大丈夫かしら?」と心配されそうですよね?笑
社会のことも学び、教養をつけ、きちんとお客様と向き合えなければいけないと思います。
きっと人として成長し続ける人にしかお客様はついてきてくれないのではないかな?と思います。
たくさんの後輩を育てる中で自分も成長させてもらっている。
美容師はそんな仕事だと思っています!
さて、将来の夢やこれから、そのために今やっていること
ということで、10年前から変わっていない将来の夢は
JHA大賞部門グランプリ
JHAは美容業界最大のコンテスト、大賞部門というのはアカデミー賞のようなもので、1年間に発表された美容業界誌に8作品以上掲載されなおかつ年に1名選ばれるという非常に栄誉ある賞。
正直10年以上やってきて「いや、流石にもう無理だろ…」と思わなくもないですが、諦めたらそこで終了ですし、諦める理由もないのでひたすら作品作りは続けています。
というよりも、作品作りが好きなんですよね。
本当にそれだけで続けている気がします。
もちろんやればやるほど高い壁があって悔しいことばかりですが絶対に上手くなりたいと思っているので続けていきます!



あとは独立心は今のところないのでPROSOLをよりいい会社にしていきたいのと、自分がプロデュースしたサロンをやりたいってのはあります。
写真が好きなのでフォトグラファーとしても写真販売をしたい気持ちと、お客様にも喜んでいただけるのならばそういったお仕事もしたい。サロンと写真と一緒にできたら楽しいですよね♪
ということで結局好きなことばかりしています◎
美容師としての目標は100人のお客様がいたら100人が大満足させる美容師
これは常にサロンワークに緊張感をもって続けていられるコツかもしれません。
休日の過ごし方や趣味
興味ありますかね?笑
僕の休日は撮影だったり、写真の勉強だったり。
仕事関係が何もない時は買い物に出るか、ネットの世界に引きこもってますw
最近は人狼ゲームにハマっているので休日の前夜に明け方までしてることも多いですwww
Youtubeもちょいちょいやってるので動画編集とか、、やりたいことたくさんです!笑
美容師を目指す学生へのメッセージ
最後になりましたが、僕は美容師という仕事に誇りを持っています。
自分自身の力を毎日目の前のお客様と本気の勝負をして勝ち続けなければいけません。
アシスタントの頃は僕も手荒れには悩まされました。(今も手は荒れたりしますが)
どんどん美容師も労働環境が良くなっていく中
僕がアシスタントの頃は手取り12〜3万円台でした。その中でウィッグを買ったり、休みは週1だし、休憩もないし、夜も練習しないとテストに受からないしとまぁ側から見たら大変だったように思えます。実際に友達にも「そんなにがんばってそれだけしかもらえんのん!?」って哀れみの目で見られていました(笑)
ですが、今は友達に「坂井はいいよね、好きなことして、しっかり稼いで」ってサラリーマンになっていたら叶わなかったことが叶っています!
毎日楽しく、好きなことをして、稼いで、生きていく!
これからの美容師さんは、初任給も増えたり、休日も、休憩も、有給も、練習も営業時間内にもできたりと、「世の中の当たり前」「ホワイト企業」に近づいていてある意味とても恵まれていると思います。
僕自身はもちろんそうなっていくのがいいと思います。
しかし、それは、過去に強制的にやらされていたことを自らの意思でやっていく必要があるということです。
一般の方も休みの日に習い事に行ったり、資格の勉強をしたりしますよね?
美容師も同じです。
また、勉強することは美容に限りません。
何が将来役に立つかわかりませんが、成長を続ける人が社会で生き残っていきます!
(つまり美容師に限らないということ)
夢を持って頑張ることは僕は素敵なことだと思うし、どうせなら、夢を語り、一緒に頑張れる仲間がいた方がいいと思います!
ぜひ一緒に頑張りましょう♪応援してます!